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2016年 11月 21日 ( 1 )

成人式ビジネス



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ゴンタは来年、成人式を迎える。

やつもなかなかの童顔で、どう見ても高校生にしか見えないけど、
今年の誕生日で二十歳になった。

そして成人式といえば女子は振袖である。
私も着た、21年前に。

それはもちろんレンタルで、当時私はすでに水商売で働いていたので、自腹でレンタルして着た。
(たぶん一式で7万くらいだったと思う。)

着たくもなかったけど周りが皆着るというし、
選んだ着物は渋めでちっとも似合ってなくて、今も写真を見たら笑える。

ゴンタの周りは母や姉のお下がりを着る子もいるみたいだけど、
私が振袖を持っているはずはないので、ゴンタと今年の春に
着物のショールームみたいな所に行った。

ゴンタは買い物でもメニューを決める時でも迷わない子なので、
一撃で着物を決めてくれて楽だった。

友近ばりにしゃべりが達者なお姉さんが担当になり、説明を受ける。

振袖はざっくりと新品買取・レンタル・新品レンタルの3種類のコースがあり、
新品レンタルというのは、ゴンタのために新しく着物を作る。
が、成人式が終わると直ちに返さなければいけないというもの。
私の時はそんなシステムはなかった。

新品買取は何と言っても高い。
レンタルは安いけど着古された着物だ。

そこで新品レンタルは、買取の半額の値段で、新しい着物が着れるという。
それええな。それにしますわ。

それでも結構な値段でびっくりしたけど、ゴンタのためならエンヤコラ。

そして本当に何でもそうだけど、オプションなど良いものを選んでいくと、 どんどん高くなる。

友近はまず安い方を見せて、後から良いものを出してくるのだ。腹立つ。

そして皆さんご存知でしょうか?
今の時代は皆、成人式の日に写真屋で撮るのではなく、
成人式までに一度振袖を着て『前撮り』をするのだという。
私の時はそんなシステムはなかった。

この新品レンタル着物代金一式に、写真スタジオでの前撮りも含められており、
今日、朝から前撮りに行ったというわけです。

着付け・ヘアセット・メイクの間、私は入ることができず、
1時間ほど待たされ、やっとゴンタが登場した瞬間、一瞬声が出なかった。

何というか…親バカでしょうけど…
ゴンタはびっくりするくらい可愛いかったのだ。
プロのメイク…恐るべし…。

それからスタジオで写真撮影が始まった。
立ちポーズと座りポーズの2枚セットの一番安いやつ、と以前に
友近と決めたのに、何やらそれ以外にも色々な写真を撮るという。

そんなんいらないんですけど…と言うと、
いえいえお母様、これは後から見てもらって、 
気に入ったお写真がありましたら、というものですので撮るのは無料でございますよお母様。

ユニバのジェットコースター的なシステムやな…これはついつい買ってしまう恐れがあるかも。)

それからゴンタはモデルのように調子にのって写真を撮りまくられた。

ママが見てたら笑てまうから視界に入らんといて、と言われ(→ひどい)
私はごそごそ移動しながらこっそりゴンタを見ていた。

傘や手毬を持たされ、バックスクリーンが黒になり星になり花になり、
カメラマンの言葉攻めでゴンタは上を向いたりうつむいたり。
なんだか楽しそうだ。

私の時はこんなシステムはなかった。
当時スタジオアリス的な写真屋などなく、町中のしょぼい写真屋で、
普通の写真を撮っただけだった。

撮影がやっと終わるとゴンタとパソコンに座らせられ、すべての写真を見た。全54枚。

「…これ全部買います!」
どの写真も、ゴンタは見たこともないくらい恐ろしく可愛く写っていた。

これ詐欺やんなあ!とあまりのクオリティにゴンタと驚き笑っていると、

「いえいえお母様、全部買うとすごい値段になります。」
「え?おいくら?」
「1枚6千円ですので。」
は?!アホか。いりません。

「いえいえ、お母様あせらず…1枚ずつ買うと高いんですけどね、
今からご説明させていただきますね。」

それからCDデータと何種類ものアルバムのセットの値段と説明で、
私は椅子から転げ落ちそうになり、でもこんな可愛いゴンタはもう
一生見れないかもしれないという葛藤と、なんでそんな高いねん!
という成人式ビジネスへの怒りで頭がぐちゃぐちゃになり、
結局カード2回払いで切りました。

こいつらは親心ってやつを完全に…くそぅ…涙。
私の時はこんなシステムはなかった!





by meruchiko | 2016-11-21 00:00 | 家族 | Comments(2)