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2011年 09月 25日 ( 1 )

愛すべき日常

夕方、何年かぶりに堺の弟の家に行きました。

いつもこっちに来てもらうほうなので、
よく考えたら今の弟ん家に行くのは、2回目か3回目か・・・。

コンビニにクルマを停めて、弟と静かな住宅街を歩き、路地に入った。

「チコちゃ~ん!」と、姪っ子が走ってきた。

弟嫁が知らない子どもを抱っこしていた。

「二人目生んだんです❤」
って冗談言って、ふたちゅ、と指を折るその女の子は死ぬほど可愛かった。

その子のお母さんはいなくて、よそのおばちゃんにおとなしく
抱かれてることじたいが、
この地域一画の幸せの象徴に思えた。

いい所に住んでるな、と思った。

そばには近所の子どもが何人かいて、
みんな女の子ばっかりで、妖精かと思うくらい可愛らしい。

私はくらくらした。

確かに、その場所だけゆるやかな空気が流れていた。

何か自分はよその国から来た、異質な人間のような気がした。



弟が中古で買った(当然ローンで、頭金は嫁のお父さんが出したらしい)、
それこそ花柄のタイルがなんぼのもんじゃい、
というような昔ながらの作りの家におじゃました。

無駄に広い玄関、区切られた部屋、ザ・和室に狭いダイニング。

ごちゃごちゃした雑貨や、(弟嫁はこういうの大好きで、クルマの中もえらいことに
なっている。ハンドルがミッキー模様とか、イスに花柄のカバーとか・・・。)

食べかけのお菓子や、姪っ子の書いた習字や絵が飾られた壁、
洗濯機からはみ出たバスタオル、磨かれたキッチン、
安もんのキーボード、ちぐはぐな家具、たくさんのぬいぐるみ・・・。

平凡なひとつひとつの物に、
この家族のささやかな幸せが詰まっていて、
当たりまえにそれらを守りながら、
大切に生きている弟と嫁が愛おしくなった。

「僕、再来年はここの町内会の会長になるねん。
来年は副会長らしいねん」と言う弟も、
「宝くじ当たったらリフォームして吹き抜けの家にしたいです」
という弟嫁も、しゃっくり止まら~ん!と叫んでる姪っ子も、
みんなみんな愛おしい。










夜は近所のスシローに行った。初スシロー。(うちの近くにはない。)
注文するにもモニターでタッチパネル化されていて驚いた。

以前テレビで、機械が寿司を握っていると見たような気がするけど、
じゃあなんでこんなに店員がうじゃうじゃいるのか不思議だった。
何年後かには、完全に無人の回転寿司ができるかもしれない。


帰り道はもう真っ暗で、弟家の手前に大人子どもが
たくさん集まっていて、私はまたくらくらした。

何事かと思ったら、なんと花火をしていたのである。

「あ、あかりちゃーん!」と子どもたちが走ってきた。

弟が「うちの姉です」と、私くらいのトシのお父さんに紹介して、
「へぇ、べっぴんさんですね!」と言われ、
「いやいや暗くて見えてませんやん」
と返したのも楽しかった。

この人の嫁らしき人が、「すみません~私酔っぱらってます~」
と陽気に寄って来て、いやいや全然かわいい酔っぱらいですやん、
と思ったけど言わなかった。

そのぜんぶの光景に私はどきどきした。

この夏、初めて見る花火だった。

もう終わりかけで残念だったけど、ラストのドラゴン3連発、
本当に一瞬だったけど、本当に綺麗だった。



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お願いだから、どうかこの家族がこのまま続きますように。

平凡で健康で笑顔が絶えなくて。

お金なくって、いつまでたっても家をリフォームできなくっても。







てゆーか堺って、じつはいいところなんですね・・・・・・。












by meruchiko | 2011-09-25 00:00 | 家族 | Comments(3)