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2010年 01月 21日 ( 1 )




「嫉妬する」というのは、
しごくまっとうな人間の本能であり、
男女の間に限ったことでなく、親子・兄弟・
同性・有名人・もろもろすべての対象に、人は嫉妬する。

しかしここでは「男女において」、
もっとピンポイントに
「ホステスに嫉妬する(ヤキモチを妬く)男」
の心理という、うれしいようなうっとうしい
ような問題について考察しようと思う。



ヤキモチ妬きのお客さんというのは、
珍しいことではない。

ボクの大好きなA子ちゃんが、
他の席で楽しそうに話している。
よく見れば、隣の客はA子ちゃんの肩に手を
回したりしている。

自分の前にいるホステスの話など聞こえない、
ちらちらとA子の方ばかり気になり、
何を話してるんだろう、
ボクといるよりなんだか楽しそうじゃないか、
とても親しそうなあの客は何者なんだ?

・・・・・という心の声がビンビンに
聞こえてきそうな人を今まで何べんも見てきた。

どんどん機嫌が悪くなり、
酒を飲んでるゆえ抑えがきかなくなって
完全にスネてしまい、A子が戻ってきても
仏頂面を隠せず、嫌味の一つ二つを言って帰ってしまう。

そのたび私は、
(なんで自分の彼女でもないのに、ヤキモチを妬くんだろう?)と、不思議に思う。

自分のものでもないのに、
独占したいと思うのは男の正直な気持ちなのか。

しかしホステス業というのは、
ある意味そういう面で成り立っているともいえる。

「オレが一番になってやる!」
という闘争心や、
「A子をもっと独占したい」という欲望が、
足を運ばせる機動力にもなっているだろう。

とっても素直で正直な、わかりやすい人だと
思うけど、これではホステスの仕事は
やりにくくなってしまう。
せっかく好きになってもらって、
大切なお客さんだと思っていたのも半減してしまう。



私自身、「ヤキモチと私」というタイトルで、
本を一冊書けるんじゃないかと思うくらい、
今まで相手や自分の嫉妬に悩まされてきた。

私がこの仕事をしている限り、
いちいちお客さんに対してヤキモチを妬かれて
いたらたまったもんじゃない。

「私の仕事やねんから!理解してよ!」
と、ケンカのたびに何度言い続けてきたことだろう。

しかも、今までなぜか不倫の相手ほど
ヤキモチが激しかった。

こっちは嫁や家庭のことについて何も言わない
(言ってもしかたがない)のに、
なんで私のことは束縛するのだ、
とその矛盾にイライラし続けてきた。

もちろん私も、しょうもないことで
ヤキモチを妬いて、のたうち回ったりする。

でも女(男)のプライドとしてそこは
ぐっと胸に抑えて、にこにこ笑って
物わかりのいい女(男)を演じているほうが
カッコイイやん。と、私は思う。

私は性格が悪いので、あまりしつこく
妬かれ続けると、「目には目を」精神で
こっちも嫌がらせのように妬き返したりして、
お互いしなくてもいいケンカを繰り返し、
本当に疲れる。

いったいヤキモチから何か生まれるのだろうか?
文句言って、ケンカして、束縛し合って、
二人の間の絆が深まるのだろうか?

ヤキモチは恋愛のスパイス、
といわれるように、まったくないというのも
寂しいのかもしれないけど、
可愛く妬く、ということができない私に 
とって、嫉妬はまさに「恋愛と仕事の邪魔者」
なんである。



まれに、ヤキモチを妬かれれば妬かれるほど
嬉しい、というホステスもいるのかも
しれないが、だいたいのホステスは
円滑に仕事をしたいので困ってしまう。

また、ヤキモチを妬くほど好きになって
くれるのは有難いことだし嬉しいけど、
それよりも自分のことや立場を理解して
くれる人のほうが、何でも話せて安心するし、
長続きすると思う。

だけど、ヤキモチを妬くのも人間の本能である。
お酒が入っていたら、理性が利かなくなるのもわかる。

そこで、どうせ妬くなら「ポジティブに」
ヤキモチを妬いてみるというのはどうだろう?

(ボクが大好きなA子なんだから、
モテモテ
なのは当たり前だ。ボクも鼻が高いよ)
だとか、
(ボクの方があの客よりA子のことを良く知ってるし理解している、ボクの方が先に
知っている、同伴回数も多い)だとか。

理解しようとする気持ちやその姿が、
よりA子ちゃんにとっては力強く頼りになる
存在に映るであろうから。
健闘を祈ります。

















by meruchiko | 2010-01-21 00:00 | 恋愛 | Comments(0)