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2009年 12月 11日 ( 1 )

恋の思い出







二日酔い度  072.gif




昨日、灯油を買いに行った話の続き。。


毎年、寒いのが死ぬほど苦手で冬になると、
文句ばっかり言うてる私ですが、
よくよく考えてみると日本の四季というのは
本当にうまくできてるなあ、と思う。

たとえば、もしも正月が真夏にあったと
したら(そういう国もあるのだろうけど)、
暑い盛りに大掃除は相当大変な仕事だろうし、
楽しくて浮かれて半ば狂った季節に、
おごそかに元旦の誓いなんて私には
出来ないと思う。

冬にクリスマスがあり、
ロマンチックに雪が降り、
そのままお正月に突入、
なんとバランスの取れた国だなぁと感心する。

そして私は以前に、おお、そうなのか、
と驚くような話を聞いた。

それは季節の変化があまりない国の人は、
恋の思い出が曖昧になる、
といったようなことである。

たとえば、恋人と初めて会ったとき、
それがいつだったかを思い出すとすれば、
手帳や日記を見なくても、
自分の服装や季節でまず思いだすのではないだろうか?

「あのとき私はコートを着てマフラーを
していた」とか、
「あのときブーツではなくナマ足に
ミュールだった」とか、
「彼のダウンジャケットがカッコよかっな」、などと。

あるいは「初めて一緒にゴルフに行った時、
コース内で桜が咲いていた」とか、
「あのデートの時、生ぬるく暖かい風が
吹いていた夏の夜だった」とか、
「温泉に行って雪が降っていた」、など、
そのころの季節や花や、街並みで
恋の記憶がよみがえることもあるだろう。

しかし、たとえば常夏の国、
ハワイで生まれ育った人は、
「初めてのデートのとき、彼はアロハを着て
私はTシャツに短パンだった」
「プロポーズのとき、ブーゲンビリアの花が
咲いていた」
「突然スコールに合い、二人ともびしょ濡れ
になった」などと思いだし、
それがいったい何月だったのか、
思い出しにくいだろう。
(ハワイに行ったことがないので
発想が陳腐ですみません。)

南極にも夏があり、冬もあるし、
南国にも乾季や雨季や台風のシーズンが
あるだろうが、私たちが住んでいる土地ほど
クリアな記憶ではないらしい。

衣替えをしたり、ストーブや扇風機を出したり
直したり、めんどくさいことも多いけど、
なんとなく新しい気持ちになったりもする。

子どものころ、こたつに入って家族みんなで
トランプをしたことや、
夏に花火をした夜とか、記憶はいつも季節とともにある。

これは、とてつもない財産なのではないか。
そんなものはふだん意識はしないけど、
ちゃんと頭の片隅には残っている。


だから灯油の補充や持ち運びが、
寒いわ重いわでめんどくさいけど、
あんまり文句を言わないようにしようと思う。









by meruchiko | 2009-12-11 00:00 | 恋愛 | Comments(2)