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葛城事件




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チーフ(36)のお誕生日にたくさんのお祝いをいただき、
ママとして姉として心より感謝いたします(^-^)/
本当にありがとうございました!!


私も便乗して飲ませてもらい、本日は二日酔い・下痢・じんましんの
三重苦の中、根性決めて映画館に行ってきました。

梅田ブルクにて『葛城事件』。



全く楽しい映画ではないとわかっていたけど、後味の悪さは今まで観た邦画のナンバーワンかもしれない。

どこにでもある家族。
幸せを目指していた理想の家族。
少しずつ歯車が狂い、崩壊していく。
最後には恐ろしい事件が起こる。

すべての登場人物がいわゆる『普通な人』からズレている(病んでいる)が
なぜかリアルなところがこの映画の恐ろしさだと思う。
(田中麗奈の役が一番エキセントリックだけど、きっとこういう人も存在するんだろうと納得してしまう。)

ああ三浦友和演じる昭和気質の亭主関白クソ親父っぷりが実に見事だった。
そう、今日は父の日だった。
皆さん、いいことありましたか?

母親役に南果歩。
三浦友和の抑圧と支配により、思考が停止したまま生きる姿が痛々しい。
私はこういう母親が(女が)いちばん嫌いで、
自分はこうなるまい、と念じ続けながら生きている。

長男の新井浩文は、家族で唯一まともかと思いきや、事なかれ主義で、
自分の意見も何かを主張することも、否定することもできない。
可哀想な役だけど、彼も非常にメンタルの弱さが残念。

そして超問題児の次男(誰だか知らないけどハマり役)。
仕事は続かず引きこもり、父親を嫌悪し母親と共存している。
彼の態度や言動を見ているだけで胸が悪くなり、
これから起こる『事件』が、さもこういう人間が…と腑に落ちてしまう。

彼の溜めに溜め込んだ鬱屈が爆発される時、私達は絶望を見る。

家族って、いったい何なんだろう?と。

マイホームを手に入れ、幸せの絶頂にいたはずの葛城一家の、
壮絶な家庭崩壊。


なんでこうなった?
いや、こうなるべくしてなったのか?
どうすれば止めれたのか?
誰がそれを止めることができたというのか?
疑問はぐるぐる回り続ける。

監督は、この話を対岸の火事ではない、
我々の地続きにある、ある家族の話だと言っている。

どこにでもいる家族の、崩壊。
どこにでも起こり得る、事件。

私はこれから先も、葛城一家を忘れることができないと思う。











by meruchiko | 2016-06-19 00:00 | 映画 | Comments(0)