チコの二日酔い日記

girlsbarch.exblog.jp
ブログトップ

福田和子




e0185530_16373291.jpeg



ナリが録画していた、福田和子事件のドラマを見た。

福田和子役は、寺島しのぶ。
これがもうハマり役。

実際、福田和子は全然美人には見えないが、
逃亡中、水商売を転々としたり数々の男を作り、モテた。

寺島しのぶも特別美人じゃないのに、何か恐ろしく妖艶な
雰囲気を持っており(私の中では菊地凛子も同様な女優)、
狂気な演技で見事に福田和子を演じている。

さて私は福田和子の事件をほとんど知らなかったけど、
生い立ちはやはり不幸。

一人っ子だった福田和子はまだ小さい頃、両親が離婚し、
売春宿を経営していた母親と暮らしていたという。

母親の男は、母親が不在の時、他の女を家に連れ込み、
和子は男と見知らぬ女のセックス場面を、何度も目撃したという。

無茶苦茶…。

18歳位の時、和子は当時の彼氏と、他人の家に泥棒に入り、
すぐ捕まって拘置所に入る。

この拘置所では、当時ヤクザが看守を買収し、
無法地帯になっていた。
信じられないことに、拘置所内でレイプが行われていたという。

福田和子は後に、この時10回は看守やヤクザに強姦された、
と語っている。

ああ無茶苦茶。

同僚のホステスを殺害した後は、皆様もご存知の通り、
全国を転々と逃亡していた福田和子だが、
老舗菓子屋の店主に見染められ女将になり、菓子屋を繁盛させたり、
警察に捕まるギリギリ寸前で逃げおおせてからは、
住み込みでラブホテルの清掃の仕事をしたり、
あるいは大阪(たぶん飛田新地)で売春したりして、
3ヶ月ごとに居場所を変え、しぶとく逃亡を続ける。

携帯電話も、防犯カメラや情報も少なかった時代だからこそ、
こんなにも逃げ続けれたのかもしれないが、

それにしても、なんてタフ…!!

整形し、20人も名前と人物を使い分けて、
まるで女優のように様々な女を演じては常に男を手玉に取る。

最後の、行きつけの居酒屋で捕まるシーンは、
かなりドラマとして脚色されているだろうけど、
不覚にも涙が出そうになった。

福田和子を味方するわけではない。
気持ちもまったく理解できない。

どんな確執があったのかは知らないが、
人を殺して死体を埋め、家財道具や金品を
奪ったことは、
悪人としか思いようがない。

だけど、もし福田和子が普通の家庭に生まれていたら。
まともな母親の元に生まれていたら。
拘置所で何度も強姦されなかったら。

犯行前、4人の子供の母親だった和子は、
自分だけは普通の幸せな家庭を築きたかったんです、
と後に獄中から出版した本に書いている。

子供の頃から、アウトローな大人に翻弄され、
見たくないものばかり見せられ、
自分でも知らずのうちに何か違う、別の人格を演じることを
身につけてしまったのかもしれない。

そうとしか生きれなかったのかもしれない。

水商売では愛嬌のある人気ホステス、
菓子屋では敏腕女将になり近所づきあいも良く、
居酒屋ではみんなの人気者だったらしい。

一方、逃亡中もカレンダーに子供たちの誕生日を忘れず記し、
常に子供に思いを馳せていたというのは本当か。

人に傷つけられ、自らも人を殺め、
人に絶望したことも何度もあったはずなのに、
それでもなお、最後まで人とかかわり続けた福田和子。

福田和子は果たして根っからの悪人なのか。
いったいどの福田和子が本当の福田和子だったのだろう。

















[PR]
by meruchiko | 2016-03-18 00:00 | 事件 | Comments(2)
Commented by ゆめお at 2016-03-22 14:15 x
全てやで!
Commented by meruchiko at 2016-05-23 11:47
たしかに人間って多面性を持っているんですものね。それにしても福田和子はしぶとい女です。