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残念なオヤジのギョーザ


先週夕方、「ちちんぷいぷい」をたまたま見ていたら、
紹介されていた、ギョーザ屋。

大阪パブリックや阪奈カントリーの通り道にあり、
いつも気になっていた店。
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店内はカウンターだけの狭い店。
メニューはギョーザと漬物とご飯のみのギョーザ専門店である。

目の前で速いスピードで黙々とギョーザの皮を包む職人、
それを延々と焼き続ける店主。

テレビや雑誌にもよく取り上げられているらしく、
小さめの薄皮でいくつでも食べれるという。

というわけで、昨夜、楽しみに行ってみた。

お腹はすいてる、お口はギョーザになってる、
しかも美味しいと噂のギョーザだ!!! わ~い!!

ところが店に入った瞬間。
足を踏み入れて本当に3秒のことである。

これは人間の本能というのか。

長年生きて、いろんな食べ物屋さんに行き、
磨かれ培った第六勘、といいましょうか。

(えっ、何・・・)
いらっしゃいませ、の声があったのかなかったのか。
いやあったのだろう。けど、「迎えられた」という気が全くしない。

それは流行っている人気店、というイメージとは程遠い、
違和感、空気感、なんだこれ・・・。

そういう時、人は(お客は)なぜかすぐ席に着けないものである。
自分は座るべきなのか、ここで退散したほうがよいのか、
これは動物的カンで、一瞬のうちに頭の中で考えている。

反対に初めて行ったのに、
もう何度か来たことがあるみたいに、すぐ腰を下ろし、
不思議になじめる店というのがあるのに。

その店は持ち帰りの客が多く、一瞬持ち帰りも考えたけど、
やはり最初は焼きたてを食べてみたい、
と思っていたので、とりあえず丸椅子に座り、
ビールとギョーザを注文した。

焼き上がりに20分ほど時間がかかる、とオヤジに言われ、
ビールときゅうりの漬物でひたすら待つ間、
私はいろいろ考えたが、この店の違和感は何なのか、
なぜこれで流行っているのか。
答えはひとつだった。

オヤジである。
すべての空気は店主のオヤジがつくり出していた。

特別無愛想で、ガンコオヤジ、というわけでもない。
無口でもなく、持ち帰りに来た常連っぽいおばちゃんと、
テレビ出演についてしゃべったりもしている。

なのにオヤジのすべての対応・振る舞いを見て、
私が嫌悪感を抱くのは、「ただただ横柄」なのである。

次々に来るお客さんに、ギョーザの在庫も残り少ないみたいで、
最後に来た客には断っていたがそれも、
すんません、またお願いします、と悪びれた感じはなく、
オヤジは本日のギョーザ完売に、ご満悦そうにも見えた。

(見ていると、じつに持ち帰りのお客が多い。
 もしかしてみんな、ここのギョーザは好きだが、
 店の雰囲気は苦手で、家で食べるのかもしれない。)

がらっぱちでも、優しさや人柄を感じる人もいる。
無口でも偏屈でも、誠実さや温かみが伝わってくる人もいる。

このオッサンからは、それが感じられない。
(もちろん、私の主観だけど・・・。)
流行っているからこうなってしまったのか、
それが従業員の姿勢にもあからさまに出ていて、
全員という全員が愛想もなければ、一生懸命感も伝わってこない。

はたして出てきたギョーザは、丸正(石切で有名なギョーザ)
と、瓜二つの味だった。
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丸正よりはパリッと焼き加減はよかったけど、
生姜が効きすぎて、私は苦手な味。残念。

これでオッサンがなんとなくでもいいヤツだったら、
味がもう一つでも、印象は違ったはずだ。
もちろん二度と行くことはない。

お客さんあっての商売。
自分に置き換えても考えさせられたし、
傲慢にならないように気をつけなければ、と思った。



※ ちなみに写真はどっかのサイトから引っ張りました。
  店内で写真を撮るような気分にもならなかった。





Commented by ゆめお at 2013-08-07 11:19 x
おそまつさまでした・・・×××
by meruchiko | 2013-08-05 00:00 | 食べもん | Comments(1)