女友達
2012年 01月 17日
きのう、お昼にF嬢の家におじゃました。
ぱぱぱっとサラダとクリームパスタを作ってくれて、
「飲むやろ?」と、冷蔵庫から缶ビールを出してきた。
彼女は最近授乳が終わった(終わらせた)ので、
やっとアルコールが飲めるようになったのであるが、
まさか昼から飲むようになるとは。
やるなあ。
さすがの私もよほどのことがないと、昼からは飲まない。
それなのに、こいつは一日中アルコールOK、
だと思われているのか。
ビールもパスタも非常に美味しくいただいた。
だけどお昼のビールはよくまわるなあ。
夜は夜で、酔っぱらいのアホ麻奈ん家に泊らせられたし、
きょうのお昼は高校の先輩からメールが来たり、
最近の私、女子にばっかりモテてるようで光栄です(ToT)/
彼氏ができたとたんに、疎遠になりやすいんだけどね。
好きなんだけど、あの「好き」とはちがう。
燃えるようなこともなく、沈むこともなく、
淡々としみじみとお互いに年をとっていく。
彼が知らないことも、夫が知らないことも、
彼女達は知っている。
前の男で大騒ぎしたことも、その前の男の大笑いの話も。
成人式の朝のことも、卒業式の夜のことも、
結婚式の最高に綺麗な時も、みじめな離婚の時も。
もう酔っぱらうことにすら飽きてしまって、
こんなとこでコーヒー、飲んでいたりする。
あたしたち、結構、お金まわり良くなったね。
もうメニューと相談して食べるもの、決めなくていいんだし。
服、買いまくるのも飽きたね。
つまんないもん、一回着てしまうと。
夢が覚めたような気分になる。
あとはハンガーに吊るされて、他の服と同じになる。
しわとりクリームや、リフトアップのエステの話、
するようになるとは思わなかった。
お腹のお肉がたるむ話、するようになるとは思わなかった。
あんなに夢もって仕事の話、していたのにね。
甘くないのはわかっていたけど、
こんなにシビアだとは思わなかったね。
若くてかわいい女はいくらでも後ろから出てくる。
きっとエジプト時代から、縄文時代から、
こういう仕組みになっていたんだわ。
あんなに夢もって男の話、していたのにね。
童話や少女漫画や夢物語の読み過ぎかなあ。
人格高潔で優しい、立派で男らしくて尊敬できる、
みめかたちのよい男と、突然出逢って、
その人に熱心に口説き落とされる。
そんなこと、ないにしてもみんなそれぞれ、
恋愛に一生懸命だった。
だらしなくて、いいかげんで、情けない嘘つきでも。
王子さまじゃなかったけど、
私がいないとこの人はだめなんだと思って、
世界にひとりしかこいつはいないと思って、
みんな一生懸命だった。
人のことなのに泣けたり、泣かせたり、
涙もろくなったね。
ばばあになろうね、一緒に。
気持ちはこのままの、ばばあに。
by meruchiko
| 2012-01-17 00:00
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