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東野圭吾 黒笑小説





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へっへっへ~。

3年前、東野圭吾が店に来てくれたときにいただいた、

当時新刊の『黒笑小説』。(もちろんすでに買って読んでましたが。)

その場で私とナリにサインしてくれたのでした(^v^)

宝物です!!!








東野圭吾のベストセラーといえば、わりと重いテーマだったり、

感動的な小説が多いのですが、

じつはこの人、お笑い系小説(?)というのを何冊か出していて、

本当に幅広いジャンルの作家だなぁと感心するばかり。

この『黒笑小説』も、そう。 

『怪笑小説』、『毒笑小説』、『超・殺人事件』

に続く、お笑い小説の第四弾になります。

これがね、すんごい面白いんですよ!

さすが圭ちゃん、大阪生まれの大阪育ち。
(わ!桑田の佳ちゃんと、ダブルけいちゃんですね!)

いろいろアイデアもすごいけど、基本的には「アホくさい」。

あまりのアホくささ・しつこさ・大げささに笑ってしまう。

がっつりシリアスな東野圭吾を読んだ後には、

頭からっぽにして笑うのもよし!の、笑える小説の紹介です。





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この『黒笑小説』には13話の短編が入っていて、
最初の四編は、文壇(小説家)世界の裏側をネタにし、
完全に作家業界をおちょくった作品です。

素人はあまり知らない世界なので、おそらく作家さんたちが読んだら
めちゃくちゃウケるんでしょうけど、まぁこの4つは後に回してもいいです。

一錠飲めば24時間は何があっても勃起しなくるという薬、
「インポグラ」(!)を開発したはいいが、
これをどのように宣伝し、売り出せばヒット商品になるのか
悪戦苦闘する話、『インポグラ』。

「友達でいましょう」と、いつもフラれるばかりの人生のタカシが、
「モテモテスプレー」を手に入れ、片思いのアユミを物にしようと企む
夢のような話、『モテモテスプレー』。

まったく売れないお笑い芸人コンビが、
鉄仮面のごとく、まったく動じず笑わない、高級ホテルのボーイを
どないとしても笑わせようと苦戦する、『笑わない男』。


などなど。





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先日、この『超・殺人事件』を再読しましたが、
あまりに面白すぎて電車の中で一人で笑っていたら
変な目で見られた。

作家業界の楽屋裏ネタ・自虐ネタ、
あるいは、業界の暴露本というべき一冊。
ブラックでアホでしょーもなすぎて笑ってしまう。

税金対策のため、涙ぐましくもムチャクチャな
経費捻出に奮闘する作家。

前代未聞の超大作を出版しようと、とにかくページ稼ぎと、
表現の水増しなど、編集者にムチャな要求をされる作家。

「本の批評なんて、よくも悪くもどうとでも書ける」ことを証明し、
批評家をおちょくる超読書機械、「ヒョショックス」のお話などなど・・・


とにかく面白いです。






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私はこの本の中の、『超たぬき理論』という話がいちばんすき。
いったい東野圭吾の頭の中はどうなってるんだ!?と言いたくなる。

この話を、お笑い大好きのオモロイ友人に読ませたところ、
「こいつ、おかしい!絶対おかしい!」
・・・と、最高の褒め言葉をもらった。

『しかばね台分譲住宅』も、傑作。
読み手の想像力もちょっと必要な、この二作は、
ぜひ体験していただきたい東野笑いワールド。






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ハンパない超金持ちのじいちゃんたちが、
習い事漬けの忙しい孫とゆっくり遊びたいばかりに、
莫大な金を使って、孫を誘拐しようと企む、『誘拐天国』。

喧嘩でカッとなって妻を殺し、警察に自首しに出向いたはいいが、
誰も彼もが完全にマニュアル化されてしまった警察は、
なかなか自分を逮捕してくれない・・・・・『マニュアル警察』。

家族全員が出かけ、一人留守番になったジジィが、
孫の持っている憧れのAVを、心行くまで見れるチャンスが来た、
しかしそこに空き巣が入り・・・・・?『ホームアローンじいさん』。




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これを読んだだけでなんだかアホくさくて面白そうでしょ?

ブックオフで20円くらいで売ってそうだし、

ま、読んでみてください!









by meruchiko | 2011-08-20 00:00 | 読書 | Comments(0)