パンドラの箱
2011年 07月 04日
先日お客さんと話をしていた。
テーマは、『結婚後の恋愛』について。
そのお客さんは40歳、
奥さんと子どもが一人。
結婚以来、恋愛らしきこと(遊びに近い)
結婚以来、恋愛らしきこと(遊びに近い)
は何度かあったけど、
今は「恋する気持ち」を、
今は「恋する気持ち」を、
どっかに置いてきてしまった、と言う。
今は恋愛どころではなく、
今は恋愛どころではなく、
真面目に奥さん一筋・家庭一筋で
生きているという。
ひとことで言うと、もうめんどくさい、
生きているという。
ひとことで言うと、もうめんどくさい、
らしい。(こういう人、多し。)
リスクを覚悟で、嫁に隠れて嘘をついて、
恋愛することが、しんどいという。
「それは、恋する気持ちを箱に入れて、
リスクを覚悟で、嫁に隠れて嘘をついて、
恋愛することが、しんどいという。
「それは、恋する気持ちを箱に入れて、
どっかになおしてる(しまってる)、
ということですか?」 ときくと、
「なおしてるというより、その箱自体、
ということですか?」 ときくと、
「なおしてるというより、その箱自体、
もうどこにあるかわからんってかんじ」
ということだ。
なるへそ~。
結婚というのは、一生その相手と一緒に
ということだ。
なるへそ~。
結婚というのは、一生その相手と一緒に
いるという契約であり、
その他の異性と関係することを
その他の異性と関係することを
法律上禁じているわけだから、
「恋する気持ちを箱に入れて鍵をかけ、
「恋する気持ちを箱に入れて鍵をかけ、
その箱自体がすでにどこにあるのかもわからない」
という状態が、なるほどいちばん望ましい
という状態が、なるほどいちばん望ましい
ことだろう。
この人のように、箱の存在を忘れて
この人のように、箱の存在を忘れて
しまった人もおり、大切にしまって
厳重に管理してる人もいるだろう。
時々必要に応じては、開け閉めしてる人も
時々必要に応じては、開け閉めしてる人も
おり、まるでふたを開けっ放し
(のように見える)の人もいる。
(箱を二つ三つ持ってるツワモノもいる!)
しかしこの箱は、自分も気づかないうちに、
開いてしまうことがあるから厄介だ。
だって、雷に打たれたように
(箱を二つ三つ持ってるツワモノもいる!)
しかしこの箱は、自分も気づかないうちに、
開いてしまうことがあるから厄介だ。
だって、雷に打たれたように
恋に落ちることもあるのだから。
私(僕)としたことが、と自分でも
私(僕)としたことが、と自分でも
わからなくなるのが、恋する気持ちなのだから。
「開けてはならない箱を開けた途端、
ありとあらゆる災厄が世界中に
「開けてはならない箱を開けた途端、
ありとあらゆる災厄が世界中に
飛び出していったという、パンドラの箱。
その箱の片隅に、ただ一つ残っていたのが
その箱の片隅に、ただ一つ残っていたのが
希望だという。」
私の箱、見てみたけど埃かぶってますな・・・。
私の箱、見てみたけど埃かぶってますな・・・。
by meruchiko
| 2011-07-04 00:00
| 恋愛
|
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