人気ブログランキング |

真っ赤な桜




沖縄には花見の習慣がないらしい、というのを初めて聞いた。(Yピー談。)

なぜなら沖縄では1月半ばに桜が開花するという。(さすがあったかいね!)

そして沖縄の桜は、皆さんのよく知っている薄桃色の桜ではなく、

真っ赤な桜だけが咲くという。

真っ赤な桜というのもなんだか不思議で見てみたいけど、

だいたい沖縄の人は年中しょっちゅう、囲んで酒飲んで唄って踊ってしてるから、

わざわざ花見という名目で宴会しなくてもこと足りるんじゃないの?と私は思う。

しかし桜というと、桜の木の下には死んだ人が眠っているだとか、

別れた人のことをふと思い出したり、

いったいあと何度桜を見ることができるのだろうかと、

己の人生の越し方行く末を思ったりして、

見る人それぞれにさまざま思いを馳せる、そんなイメージがあるけれど、

(もちろん桜の木の下で食って酒飲んで酔っ払うのもアリだ。)

私が真っ先に思い出すのは入学式の桜である。

新年度の始まりというイメージ。

小学校のころ、まだ若い母が美しく化粧をして、兄弟それぞれの入学式に学校に現れたこと。

クラス替えがあったりして、仲良い友達と離れては、

また新しい友達ができることに緊張したこと。

新しい先生、新しい教室。

大人になれば、出会いあり別れありという、人生の中でくり返される当たり前のことが、

桜とともに私たちの記憶に残り、忘れ、そしてまた呼び起こす。

誰かと出会って、また誰かと別れるということは、何もかなしいことではない、と

桜の花は私たちに静かに語ってくれているような気がする。

沖縄県民はこの毎年くり返される、情緒あふれる桜の季節を知らないのだな。

そう思うとちょっとかわいそうな気もする。

























by meruchiko | 2010-04-17 00:00 | 日常 | Comments(0)