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「当社比」世代の男たち


昔は他人とよく比べたものです、自分を。

〇〇ちゃんは可愛い、〇〇ちゃんはスタイルがいい、
脚がキレイ、髪が美しい、とか。

しかし、もはや私は他人と自分を比べるような気力も勇気もない。
比べるのはいつも「かつての自分」である。

人間、ある程度の年齢になるといろんなことにあきらめがつく。

努力によって痩せることはできても「スタイル良く」はならない、
もし整形したとしても伊東美咲や米倉涼子にはならない、
とかはっきりわかるのだねぇ。

そこで私が挑戦するのは「かつてのイケてた自分」である。

究極の「当社比」というか。

神様がいたら、私は29歳の夏に戻してほしい。
べつにたいしたことはなかったが、一応そのころをピークとする。

私はめんどくさがりだけど、いちおう「アンチエイジング」
と書かれた商品があれば、気にして試してみたりする。
飲むものも塗るものも、食べるものも貼るものも、
ちまたにあふれている。

私たち女は、なんとか「若返り」を夢に見て、
飲んだり塗ったり食べたり貼ったりしているのだ。
そして、少しでも効果があったら喜ぶ。あくまで「当社比」やけど。

女性は大変だなぁ、と男性諸君はここで同情するなかれ。

じつは究極の「当社比」は、男性なのではないだろうか、と私は思う。

男性はいつも「当社比」をしていないだろうか。

「昔は一日で3回でも4回でもできた」とか、
「終わってすぐまたできた」とか、「最高で8回やった」とか、
みんな語る語る。

それは女子たちが「かつては肌がツルツルだった」
「ナイスバディだった」とかいうレベルの話ではない。

「障子紙を破った伝説(古い)」とか、
「お湯を入れたヤカンを持ちあげた」とか、
「濡れたバスタオル(しかもホテルの重たいやつ)を持ちあげた」とか、
「振り返ったら彼女の顔にぶち当たって倒れた」とか、
アホらしいことこの上ない。

しかし私はある日、気づいたのだ。
この人たちも私たち女子のように「他社比」をやり尽くしたあげくに、
ようやくここにたどり着いたのだなぁ、と。

アイツはでかい、アイツは太い、アイツはいっぱいできる、
アイツには持続力がある、などの不毛な「他社比」をやり尽くし、
日々は過ぎ去り、疲れた我が身をなぐさめるに至り、
ついに「当社比」にやって来たのだ。

大きくなくても、いっぱいできなくてもいい、
持続力がそんなになくてもいい。
しかし、せめてかつてのあのくらいは勃起して、
あのくらいは持続できて、あのくらいは回数ができた
「自分自身」(まさしく自分自身だ!)に戻りたい、と。

先日、Mロックとナリと和食の店の座敷でゴハンを食べていたとき、
襖をへだてて、おじいちゃんの団体さんがいた。
耳をすませなくても、彼らは「前立腺、前立腺」と
口々に前立腺を連呼し、前立腺について語り合っていた。


こっち側で爆笑してた私たち。合掌。










by meruchiko | 2009-10-22 00:00 | Comments(0)